あなたのスマホの通話料金は高いですか?
最近機種変したら高くなったとかありませんか?
案外知られていないのですが(苦笑)、
弊社では固定電話などの料金見直しも業務として行っています。
そんな中、最近相談を受けた案件に
スマートフォンの通話料金の見直しがありましたので、
本日はスマートフォンの通話料金で気を付けるべき部分について
お話ししたいと思います。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・スマホの料金を安くしたいと思っている方
<<通話料金を抑える3つの方法>>
通話料金を抑えるためには3つ方法があります。
基礎として次の3つを知っておきましょう。
●キャリアの無料通話分を利用する方法
もっとも基本的な通話料金を抑えられるのは、
基本料金に含まれる無料通話分を利用する方法です。
各キャリアが提示している時間・金額分の通話が可能ですので、
月の利用範囲がその中に収まるのであれば、一番簡単にできる節約です。
ただし! LTE 契約の場合は注意が必要です。
LTE 契約の場合、無料通話分が含まれるサービスが存在しないからです。
※2013年12月現在
○同一通信会社間のユーザー同士の通話が無料になるサービスを利用すれば無料。
au とソフトバンクが、同一通信会社間のユーザー同士で無料通話ができる
時間帯(午前1時から午後9時)を設けていますので、この時間を利用します。
○au であれば、「通話ワイド24」(月額980円)を利用できます。
○ソフトバンクであれば、「Wホワイト」(月額980円)を契約すれば、
30 秒 10.5 円の通話料で通話が利用できます。
○NTT ドコモであれば、月額 1,480 円でドコモユーザーへの国内通話料が
24 時間無料になる「Xiトーク24」が利用できます。
○ソフトバンクであれば、月額 980 円でソフトバンクユーザーの家族間の通話が
24 時間無料になる「ホワイト家族24」が利用できます。
●アプリによる無料通話サービスを利用する方法
3G や、更に高速な LTE などの通信を利用して、
アプリの通話機能を行う方法です。
アプリの通話機能を利用しているので、
キャリアにかかる費用が必要ありません(通信量除く)。
ただし、同じアプリ間でしか通話できないため、
固定電話や携帯電話に発信したい人は使えません。
IP 電話と似たような同じ仕組みで動いている都合上、
通信の状態によって通話品質などに影響が出るなどのデメリットも同様にあります。
日本での代表的なサービスを挙げておきます。
○LINE
http://goo.gl/RWMPwm
○Skype
http://goo.gl/mnijXo
○カカオトーク
http://goo.gl/UdxoJN
●IP 電話サービスを利用する方法
IP 電話サービスは「050」で始まる電話番号を持つことができ、発着信できます。
キャリアの通話サービスの半額以下で通話できるようになるのが大きな特長でしょう。
ただし、アプリでの通話と同じく
インターネット回線の状況によって通話品質が下がる場合があることと、
110・119 などの緊急電話番号、117(天気)・117(時報)、
フリーダイヤルなどにかけられないのがデメリットでしょう。
日本での代表的なサービスを挙げておきます。
○IP-Phone SMART(フュージョン・コミュニケーションズ)
http://goo.gl/iJbPlO
○050plus
http://goo.gl/LNF1Xe
IP 電話サービスを利用する方法の中で最近流行なのが
「楽天でんわ」サービスですね。
フュージョン・コミュニケーションズの回線を利用し、
一般的なスマートフォン向けの通話金額の半分である
10.5 円/30 秒 で利用できると言うものです。
専用のアプリもありますが、契約さえしておけば
「0037-68-」をかける電話番号の頭に付けることでも利用可能です。
メリットは、元々のスマートフォンの番号が利用できるので
相手に新しい番号を伝える必要がないのが大きいですね。
楽天会員であれば、楽天スーパーポイントが付与されるのもポイントです。
デメリットは、国内の利用のみ、と言うところでしょうか。
<<選択するときのポイント>>
上記のサービスはとても便利なものですが、
それぞれにメリット・デメリットが存在します。
ですので、弊社がクライアントに対して提案する際に
気を付けるポイントを挙げておきます。
●時間帯
プランによって無料通話の時間帯が変わりますので、
良く使われる時間帯を把握しておくことは重要です。
●固定費・変動費
IP 電話サービスのプランによっては月額が発生する場合がありますので、
回線数が多い場合には注意するポイントです。
通話料金は変動費ですが、
基本的に既存のキャリアの通話サービスよりは安くなります。
しかし、無料通話分になるはずの通話を、
別のサービスを使ってしまうことで有料にしてしまう場合などもありますので、
そういったことが無いように注意する必要があります。
●利用可能な国
多くのサービスは国内向けのものです。
海外への発信が必要な場合には、利用するプランやサービスを
別途契約した方が安くなったりする場合があることが注意点です。
アプリの通話機能を利用した場合にはこの制限はありません。
●顧客の顧客の回線
通話相手がどのキャリアを利用しているのか、
と言うのも特定の案件の場合には大事になることがあります。
※政治的なお話しはココではおいておきましょう・・
また、かける先が固定回線が多いのか携帯が多いのかも、
考慮範囲に入れる場合があります。
<<まとめ>>
ほんの数年前までは、固定回線の切り替え時に
回線サービス・プランの見直しの打診が多かったのですが、
最近はスマートフォン回線とガラケー、モバイルルーターなどの
組み合わせを検討されているクライアントが多くなってきました。
通信費用は固定費も多く、会社としては目に付くところなのかも知れませんね。
回線切り替えを検討しているのであれば、
弊社の場合は特定のキャリアに特化した売り込みはしませんので、
安心して相談いただけるのではないかと思います。
その他質問など、ウェルカムです。