ウェブサイト(ホームページ)には
あって当然の扱いがあるお問い合わせフォーム。

しかし、会社によっては
お問い合わせフォームを設置することで
本来の業務とは関係のない問い合わせが来てしまい、

かえって対応時間にかかるコストが
増加してしまうところもあります。

そこで本日は、

・不要な問い合わせを減らす入力フォームの作り方

についてお話しさせていただきます。

目次

<<本コンテンツの対象となる方>>

・ウェブサイトを運営している方
・不要なお問い合わせが多い方

<<「お問い合わせ」フォーム>>

フォームとは、
ウェブサイトにプログラムを設置することで、

アクセスしてきたユーザーから
何かしらの情報を入力してもらうものです。

お問い合わせフォームとは、
サイトにアクセスしてきた訪問者からの
問い合わせを受け付けるためのフォームのことです。

<<不要な「お問い合わせ」とは>>

◎ターゲット

不要なお問い合わせについてお話しする前に、
ターゲットのお話しをしたいと思います。

ここでのターゲットとは、
問い合わせをしてもらいたいユーザーのことです。

例えば

「サービスを検討しているが
 疑問があって事前に把握して欲しいと思っている方」

です。

ターゲットへ適切な質問ができなければ、
質問するユーザーも欲しい情報を手に入れることはできません。

それは不満となるでしょうし、
結果として御社のサービスが選ばれない可能性が上がります。

ですので、お問い合わせを提供する側は

『誰(=ターゲット)』

に問い合わせてもらいたいのかをハッキリさせましょう。

◎不要なお問い合わせとは

不要なお問い合わせとは、
問い合わせてもらいたくないユーザーからの問い合わせです。

「不要なお問い合わせ」を明確にするには、
ターゲットが決まっていなければならないわけですね。

ですので、不要なお問い合わせを減らすためには
次の2ステップが必要となります。

1) ターゲットを明確にする
2) ターゲットに対する質問を決める

もしターゲットが明確にならないのであれば、
そもそもウェブサイトのコンセプトから
考えなければならないかも知れません。

<<不要な問い合わせを削減する方法>>

ターゲットが明確であることを前提にすれば、
不要な問い合わせを削減するために次のような策が使えます。

◎入力項目は最低限必要なもののみにする

「不要なお問い合わせ」の質問が決まったら、
フォームに必要な入力項目も決まります。

このときのポイントは、

「問い合わせをもらうのに最低限必要な項目に絞る」

と言うことです。

リスト取得を主目的とするのであれば、
「メールアドレス」のみで良いでしょう。

商品サンプルを送る場合などは、
「氏名」や「住所」などの情報が必要になりますね。

重要ではないのに「年齢」などの個人情報を取ろうとすると
それだけで問い合わせの抵抗は強くなり、
問い合わせ数に影響が出ます。

逆に言えば、入力してでも問い合わせたい、と言うような
商品・サービスの場合であれば、

入力項目を多くすることで、
本当に必要としているユーザーの問い合わせに絞ることができます。

◎FAQ(Frequency Asked Question)を併記する

問い合わせの数が多い内容は、
他にも疑問に思っている方が多いものです。

問い合わせのフォームと共に FAQ として掲載しておくと、
不要なやり取りを減らすことができます。

◎アンケートは後回しにする

商品サンプルの申し込みフォームありがちなミスは、
アンケートを同時に採ろうと
お問い合わせにアンケートの入力欄を設けてしまうことです。

アンケートは商品を使用いただいた
あとに書いてもらうのが通常ですから、

サンプルの申し込み前に
その手間を増やすのは得策ではありません。

商品によっては、
紙のアンケートと返信用封筒の方が良い場合もあります。

アンケートに答えた方にプレゼントなどを用意するのも
回答率を向上させるのによいでしょう。

<<WordPress では Contact Form 7 を使いましょう>>

お問い合わせフォームを作る方法は様々にありますが、

WordPress でウェブサイトを制作しているのであれば
Contact Form 7 プラグインを使うのが良いでしょう。

Google アナリティクスを利用したアクセス解析を行ったり、
問い合わせ履歴を保存したりなどが、簡単に実現できます。

Jetpack プラグインなどでもフォームを作ることは可能ですが、
弊社のおすすめは Contact Form 7 プラグインです。

<<まとめ>>

大事な見込み客とコンタクトを行うために
必須と言えるお問い合わせフォームも、

作り方を間違えたら
余計な手間を増やすしてしまうことになりかねません。

これを解決する方法の一つとして、

商品やサービスの数だけ問い合わせフォームを作成し、
ウェブサイト全体での問い合わせフォームは
設置しないという考え方もあります。

この様なウェブサイト作成を簡単に行うことができ、
かつ柔軟に変更要求に対応できるようにするためにも、
WordPress などの CMS を利用するべきと言えます。

その他、IT 関連の疑問があれば、お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!