Telecom-ISAC JapanとJPCERT コーディネーションセンターが
共同で研究した時にまとめた統計によると、
インターネットセキュリティソフトなどをインストールしていないパソコンは、
平均で4分後に何かしらのウイルスに感染するそうです。
弊社の管理しているクライアントで
まったく対策が成されていない方はいないはずですが、
例え対策していたとしても、万能と過信するのは危険です。
本日はこの内容についてまとめてみました。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・インターネットセキュリティソフトがインストールされていれば安心と思っている方
<<ウイルス対策ソフトとインターネットセキュリティソフトの違い>>
インターネットがそう呼ばれる前ぐらい昔は、
ウイルスなどと言ってもいわゆるハッカーと呼ばれる人たちが
自分たちの技術を見せびらかす程度のもので、
実害とは言えないようなものが多かったのです。
しかし、その後クラッカー(悪意のあるハッカー)と呼ばれる人たちが出てきました。
彼らは明らかな悪意や金銭的理由を持って他者を攻撃するようになったのです。
使われる技術も年々高度なものになってきており、
その種類もウイルス、マルウェア、スパイウェア、ボット、
ワーム、ルートキットなどと複雑化してきていて、
IPA などの公的機関、民間企業の定義などで呼び方も変わる事から、
だんだんとその明確な定義も曖昧になってきています。
このような理由もあって、
「ウイルス対策」と「インターネットセキュリティ対策」の境目はかなり曖昧になっており、
現在はほぼ後者に前者が取り込まれる形で
商品化されているものが大多数です(一般向け商品の場合)。
無料のものも多数出回っていますが、
その多くは有料版へ切り替えなければ使えない機能がある、
広告が表示されるなどの制約が付いています。
弊社では、個人や SOHO クラスのパソコンが10台以下の環境であれば、
Microsoft が提供している無料の Security Essentials をお薦めしています。
Microsoft Security Essentials
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/security-essentials-download
が、このソフトをインストールしておけばすべてオッケーというわけではありません。
<<普段から気を付けるべき事>>
もっとも大事な事は、メンテナンスが必要だと言う事です。
冒頭にもお話ししたとおり、今や数秒に1個の速度で新しい脅威が発生しています。
つまり、最新の対策ソフトをインストールしても、秒単位で古くなっていると言う事です。
これに対抗するためには、*常に最新版に更新し続けること*、が一番です。
忘れてしまいがちなのは、インターネットセキュリティソフトというのは、
OS の機能と相互補完する形で作られている製品が多いことです。
OS そのものが古いとインターネットセキュリティソフトだけ新しくても
結局意味が無いと言うことです。
そして、いくら不安だからと言って、
初心者が複数のインターネットセキュリティソフトを入れてはダメです。
同じ機能が衝突し合ってしまい、
パソコンのフリーズなどが多発する原因になります。
購入したばかりのパソコンに、元々入っている体験版が衝突してしまう、
などもよく見かけるトラブルです。
<<まとめ>>
今日の話は良く聞く話かも知れません。
ですが、相談も多い話なんです。
弊社(と言うか私)の方針でもあるのですが、パソコンは遠からず壊れます。
だから、必ず大事なデータはバックアップ!コレですね(笑
弊社のコンサルティングサービスでは、
具体的なバックアップ方法についての相談も受け付けております。
興味のある方はお気軽にご相談ください。