この質問、弊社ではよく聞きます(笑
とっても漠然として答えにくいのですが、
それでも答えなければならないこの質問にどう対応するか!?
本日は弊社で思うところについてまとめてみました。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・システム開発にどれくらいかかるのかを知りたい方
<<何がかかるのか>>
実は、どのくらい”かかる”と言う質問している方の前提がとても重要です。
ポイントは「何が」かかるのかと言うところですね。
だいたい「コスト」の事を聞かれているのですが、
「時間」を聞かれていることも多く、
両方のパターンもあります。
しかし、弊社が知りたいのは、
それを知りたいクライアントの、*知りたい理由*なんです。
ぶっちゃけ、システム開発って結構値付けが適当なんですよ。
言い方悪いですが、お金をかけようと思えばいくらでもかけられるし、
かけたからと言って見た目の機能に直接影響があるわけでもありません。
つまり、発注した側からすると、出した金額の分の品質があるか見えないんですね。
それって不安じゃないですか?
<<どれくらいかかるのか>>
じゃぁどうやってコストや時間を算出するのか。
これには非常にたくさんの手法があるのですが、
もっとも代表的なものが類似法と積み上げ法です。
※話を簡単にするために説明をはしょっています
◎類似法というのは昔からある手法で、過去の類似した事例を元に、概算を求める方法です。
メリットは、算出元の事例があれば回答までに時間がかからないこと。
デメリットは、類似したシステムと必ずしも近いコスト・時間でできる保証はなく、
後から大きく変わる可能性がある事。
IT 技術の進歩が早く、類似するものが少なくなりがちなこと。
◎積み上げ法というのは、発注者の要望を元に機能単位でコスト等を算出し、足し合わせる方法です。
メリットは、要望がハッキリしていればコスト・時間の精度が高くなること。
デメリットは、要望を把握してから見積もるので、
時間がかかること、見積もりにも開発会社側のコストがかかること、です。
ですので、弊社で見積もりを行う場合は、
概算の際には類似法を使い、受諾の確率が高くなったら精査するために積み上げ法で検証する、
と言う流れが多いです。
また、類似法で見積もる段階でも実開発コストなどが大幅にずれないようにするために、
フレームワークというソフトウェア(ミドルウェア)を用いて
ズレが減るように気を付けています。
どのように見積もりをしているか心配になることがあれば、
その見積もりした人に問い合わせてみてください。
きちんと答えられない場合、
あとからコストがかさんで大変な事になるかも知れませんよ(苦笑
<<まとめ>>
発注する側からすれば電話などでにコスト・時間を知れるのが理想でしょう。
しかし、受注する側から見たら後でコストが増える事になって怒られたりしたらたまりません(笑
無理に安く受注しても、システムは保守し続けなければ危険だと言う話は以前からしている通りですね。
弊社のコンサルティングサービスでは、
どのように保守をしていくのかなども含めて開発する際にお伝えするようにしています。
興味のある方はお気軽にご相談ください。