あなたの会社のパソコンやスマートフォン、
ブラウザに何を使っていますか?
最近は iPhone や iPad だけでなく、
たくさんのデバイスでブラウザが動いており、
さらに同期機能のおかげでパソコンで入力したパスワードが
スマートフォンでも利用できたりと、非常に便利になっています。
Windows ユーザーならまず使ったことがある
Internet Explorer はもちろん、
Mac ユーザーであればなじみの Safari や、
Google Chrome や Firefox などでも同期機能を搭載してきています。
しかし、保存したパスワードは暗号化されて保存されているものの、
簡単に内容を見ることもできる事をご存じでしょうか?
本日は、そんな危険性について簡単にまとめてみました。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・パスワードをブラウザに保存している方
<<ブラウザに保存したパスワードは簡単に見られる>>
手元に iPhone や Windows/Mac があれば、
次の手順で見られます。
◎iOS の Safari(iOS7 以降の場合)
「設定|Safari|パスワードと自動入力|保存されたパスワード」メニューを選択、
見たいサイトをタップする。
◎Mac の Safari
「環境設定」メニュー、「パスワード」タブを選択、
「選択した Web サイトのパスワードを表示」にチェックを入れ、
見たいサイトを選択する。
◎Windows/Mac の Chrome
オムニバー(普段アドレスを入れるバー)に
「chrome://settings/passwords」を入力して移動後、
見たいパスワード覧の「表示」ボタンをクリックする。
◎Mac の Firefox
「環境設定」メニュー、「セキュリティ」タブ、
「保存されているパスワード」ボタン、見たいサイトを選択し、
「パスワードを表示する」ボタンをクリックする。
◎Windows の Firefox
「Firefox|オプション|オプション」メニュー、
「セキュリティ」タブ、「保存されているパスワード」ボタン、
見たいサイトを選択し、「パスワードを表示する」ボタンをクリックする。
◎Windows の Internet Explorer(IE11 の場合)
「ツール|インターネット オプション」メニュー、
「コンテンツ」タブ、「オートコンプリート」の「設定」ボタン、
「パスワードの管理」ボタンをクリックし、
見たいサイトを展開してからパスワードの「表示」リンクをクリックする。
いかがでしたでしょうか?
大した手間もなくパスワードが確認できてしまうことがわかりますね。
ちょっとパソコンを貸しただけのつもりでも、
サクッと情報漏洩してしまう可能性があるわけです。
今はまだアプリケーションによって
パスワードを簡単に見られないものもありますが、
今後どうなるかは誰も保証してくれません。
<<隠すためにはどうするか?>>
まず、大変残念とも言えるのが、
どのブラウザも非表示にするように仕様が
変更されることはなさそうだと言う事です。
最近の流行として、
完全にパスワードを知る事ができなくなるぐらいであれば
表示できるようになってきているのです。
では大事なパスワードをどのように保護すれば良いのか?
弊社の結論としては、
次の2つを組み合わせるのがベストと考えています。
1 スマートフォンやパソコンのパスワードは必ず設定する
2 離席時には必ず画面をロックする、
自動で画面がロックされるように設定する
何を当たり前のことを・・と言う方も多いかも知れませんが、
スマートフォンやパソコンのパスワードが漏洩する
=ブラウザに保存したパスワードまでが全て漏れる
と言う状況に対し、スマートフォンやパソコンのパスワードが
単純なもの使われている方が多すぎです。
「1234」や「Password1」などのパスワードが、
世の中で利用されているパスワードランキングの
上位にランクインしているのも笑えない話です。
なお、Firefox をお使いの方は
「マスターパスワード」の設定を行う事でセキュリティが向上しますので、
必ず設定するようにしてください。
<<まとめ>>
パスワードを複雑にすることはとても重要ですが、
様々な理由で先延ばしにしている方も多いのではないでしょうか?
弊社では、複雑なパスワードの作成の仕方についても質問を受けております。
弊社のどのコンサルタントでも構いませんので、
お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!