プロダクトキーというのは
25桁の英数字でできた文字列のことです。

Windowsの正規ユーザーであることを保証するため、
すべてのプロダクトキーが世の中で唯一のものです。
 

弊社への依頼内容の中には、
Windowsが壊れてしまうようなOSに起因するものが
ぼちぼち混じっているのですが、

不都合のチェックや問い合わせに際し、
このプロダクトキーが必要になることがあります。
 

パソコンをベンダーから購入していれば、
プリインストールのWindowsのプロダクトキーが
本体にコアシールとして貼られているのですが、

市販パッケージを購入してインストールしたものや、
企業向けのMSDNサブスクリプションを利用したものの場合、
プロダクトキーがわからなくなることがあります。
 

そんなとき、弊社ではインストール済みのプロダクトキーを
どうにか取得しなければなりません。

そこで本日は、弊社がそのプロダクトキーを
どのように取得しているのかをお伝えしたいと思います。

使う機会はあまりないかも知れませんが・・(笑)

どのようにやるかというと、、、

 

プロダクトキーを取得するソフトウェア を利用します。
 

プロダクトキーの保存先はどこか

プロダクトキーは正規ユーザーとしてライセンスを取得していることを
保証するために必要なものです。

「コントロールパネル」の「システム」を開くと、
現在ライセンスを保有しているかどうかがわかりますが、
図の通りプロダクトキーがそのまま表示されているわけではありません。

画像:
Windowsライセンス認証の画面

Windows Meまではレジストリに
プロダクトキーがそのまま記録されていたので、
レジストリエディターを利用すれば簡単に調べることができました。

しかし、Windows 2000以降では
直接レジストリに保存されなくなってしまいました。
 

プロダクトキーの取得方法

Windows 2000以降はMicrosoft謹製のソフトウェアでは
確認することができなくなったため、
現在取れるもっとも簡単な方法はプロダクトキーを表示できる
フリーソフトウェアを利用することです。

弊社では「RJL Software」の
「Windows Product Key Viewer」を利用しています。

Windows Product Key Viewer

下記の図はWindows 7の例です。
実行するだけでプロダクトキーを表示してくれます。

画像:Windows Product Key Viewerでプロダクトキーを表示させたところ

このソフトがあれば、自作パソコンがたくさんあって、
どのプロダクトキーでインストールしたのかわからなくなったとしても大丈夫ですね!
 

Windows Vista以降での注意点

このように「Windows Product Key Viewer」を利用すると
とても簡単にプロダクトキーを取得することができます。

しかし、Windows Vista以降で提供される
「Multiple Activation Keys(MAK)」という
ボリュームライセンスで提供されるプロダクトキーは、
表示することができません。

自社サーバー経由で認証を行うタイプというのが理由でしょうか。
※自社サーバーを自社で管理する規模の企業は
 ライセンスの管理は専用のものを用意している

弊社で困ったことは一度もありませんが、参考までに。
 

まとめ

今回のポイントをまとめます。

  • プロダクトキーは調査や再インストールなどで必要となる
  • Windows 2000以降、プロダクトキーは難読化されている
  • フリーソフトを利用して表示できる

いかがでしたでしょうか?

一般的な中小企業では利用の機会は少ないかも知れませんが、
できることを知っておけば、いざ必要になったときに安心ですね。

いや、必要になる頻度は少ない方が良いのですが(笑)
 

とは言え、プロダクトキーを表示できるのと
問題解決できることは別のお話です。

調子の悪いコンピュータの調査なども弊社では請け負っていますので、
気になることがあれば相談サービスをご利用ください。
 

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