プラグインを入れるだけじゃSEO対策になりません!
WordPressのSEO対策をしたいとおもっているあなた。
- アクセスアップしたい!
- Googleの検索ランクを上げたい!
などと悩んではいるものの、どこから手を付ければ良いかわからず行動できていないのではないでしょうか。
そんなあなたのために、今回の記事ではWordPressでSEO対策する基本の考え方とプラグインについてご紹介いたします。
SEO対策の基本をまずは理解し、自分のコンテンツを作っていきましょう!
目次
なぜ、SEO対策が必要になるのか
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットが流行るにつれ、情報を探すのにインターネットを利用しない方は望むかどうかに関係なくどんどん減っています。
インターネットで検索する際には検索サイトを利用することになりますが、SEO(Search Engine Optimization)の示すとおり、検索エンジン(Search Engine)の代表的なものはGoogleです。
あなたの提供する情報を検索ユーザーに見つけてもらうには、接点となる検索エンジンにきちんと認識してもらう必要があり、その認識を強化する行為を「SEO対策」と呼ぶのです。
つまり、SEO対策を行うほどあなたのWebサイトに訪れるユーザーが増えるということです。
なぜ、WordPressのSEO対策が必要になるのか
WordPressを使えばSEO対策になると、良く言われます。
これは半分本当で、半分ウソです。
というのも、SEO対策は3つの要素が相互に関係するため、WordPress単体で使っただけではSEO対策が良い/悪いという結果に繋がらないのです。
「WordPressを使えばSEO対策をしやすい」と言うのが正確な表現でしょう。
SEO対策に影響する3つの要素
Googleは200以上の「問い」を使ってインターネット上のコンテンツの質を評価しています。
残念ながらこの問いの内容は公開されているわけではありませんし、判断基準もわかりません。
200以上の問いに関する解説ビデオ:How Search Works by Matt Cutts
そこで、Googleが重視している「検索ユーザーが本当に求めている情報やコンテンツを提供する」ことを踏まえ、SEO対策には次の3つの要素を考えるのが良いでしょう。
- サイトの信頼性
- コンテンツとニーズの適合度合い
- マイナス要素
これらは次の計算式に当てはめられます。
コンテンツの質=
サイトの信頼性+コンテンツとニーズの適合度合いーマイナス要素
それぞれの概要を掴んでおきましょう。
サイトの信頼性
サイトもしくはユーザーが、どの程度コンテンツに対して信頼できるのかの指標です。
ドメインオーソリティーやページオーソリティーなどと呼ばれ、ある分野において常に情報発信をしていることでその権威性が上がる傾向があります。
いつもWordPress関係の記事を提供している人がプラグインの紹介をすれば、信用しやすいのと同じです。
コンテンツとニーズの適合度合い
コンテンツとは、あなたがテキストや画像などで作る情報(記事)。
ニーズは、ユーザーが得たいもの。
ニーズが少ないコンテンツを作っても、アクセスアップは望めませんね。
マイナス要素
検索順位を上げるためだけに行わる行為のことで、Googleはとてもこれを嫌います。
一昔前にSEO対策として流行った「キーワードを詰め込みまくる」や「リンクを貼りまくる」などは、現在ではキーワードやリンク先のコンテンツが関係なければ完全にアウトです。
Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)でどのような要素があるのかを確認しましょう。
WordPressのSEO対策
WordPressでSEO対策するには、次の項目の組み合わせです。
- テーマをインストール・設定する
- プラグインをインストール・設定する
- 定期的にコンテンツを追加する
それぞれの項目の内容は次の通りです。
テーマをインストール・設定する
テーマとは、WordPressのデザインを決める大事な項目であり、Webサイトの信頼性にも関係します。
基本的にWordPressは1つのWebサイトで1つのテーマを利用するのですが、
テーマの作り(HTML/CSS/JavaScript/PHPなどの構成)がSEO対策の善し悪しが大きく影響します。
そのため、無料だから、安いから、デザインが良いから、という視点だけで撰ぶと、あとでテーマの変更をせざるを得なくなる場合があり、とても時間を無駄にしてしまいます。
SEO対策に適したテーマを撰びましょう。
プラグインをインストール・設定する
SEO対策用のプラグインをインストールし、Webサイトに合わせた設定を行うことで、Webサイトの情報を効率良く検索エンジンに伝えることができます。
テーマのみ設定しても、Googleに見つけてもらうことや更新されたことが伝わるまでに時間がかかることが多いのですが、プラグインを組み合わせることでその時間を短縮することができます。
ただし、適切に設定されていないと効果が無いばかりかマイナスの影響もあり得ます。
例えば、導入するプラグインが何をするためのものかを知らずに適当に複数入れると、コンフリクト(機能が干渉すること)が起こるなどです。
この問題は、テーマとプラグインの組み合わせによっても起きえます。
この記事ではSEO対策に有用なプラグインをいくつかご紹介します。
定期的にコンテンツを追加する
テーマとプラグインが適切に機能していれば、あとは日々コンテンツをWebサイトに投入していくことです。
Googleは検索ユーザーにとって適切なコンテンツを提供したいのですから、検索ユーザーに必要な情報であればどんどん追加公開・更新していきましょう。
このとき、検索ユーザーのニーズにマッチしたコンテンツを提供することが大事です。
SEO対策のためのプラグイン
WordPressの機能を拡張するプラグインのうち、SEO対策として有用なものをご紹介します。
- All in One SEO Pack
- Google XML Sitemaps
- PubSubHubbub
- Broken Link Checker
All in One SEO Pack
SEO対策系プラグインで有名なものの一つです。
Webサイト全体及びページ毎のSEO対策を行えますので、これ1つ使いこなせれば、コンテンツに対するSEO対策はほとんどできると言っても良いでしょう。
大部分が日本語化されているので、SEO対策をこれから頑張ろうと言う初心者にもおすすめできます。
Google XML Sitemaps
Googleなどの検索エンジンは、Webサイトの更新情報をXMLサイトマップというXML形式のサイトマップデータを利用して把握します。
Google XML Sitemapsプラグインを利用すると、GoogleとBing(マイクロソフトの検索エンジン)に対してXMLサイトマップを自動的に送信してくれますので、Webサイトを作ったら最初に入れておくべきと言えます。
PubSubHubbub
PubSubHubbubプラグインは、WordPressで記事を投稿すると、ほぼ同時に検索エンジンにインデックスさせることができます。
Hubと呼ばれる中継サービスを利用しているため、基本的に設定せずに導入するだけでインデックス化の速度向上を期待できるので、Google XML Sitemapプラグインと共に導入するのがおすすめです。
とくに、Webサイトを立ち上げたばかりでGoogleに少しでも早くインデックスさせたい方には良いですね。
Broken Link Checker
Webサイトの評価はきちんと情報が整理されている必要があります。
情報の整理として1つ大事なのが、リンク切れが無いことです。
リンク切れがないことは、Googleにとって有効なだけでなく、アクセスしてきたユーザーにとっても有益ですから、コンテンツを追加していく上で、PDCAとして過去記事を有効活用するためにも、導入することをおすすめします。
Broken Link Checkerプラグインを導入するだけで、リンク切れのチェックを定期的に行って通知してくれます。
まとめ
SEO対策というのは、やってすぐに効果がでるものではありません。
ある程度育っているWebサイトでも最低でも1ヶ月、新規に作ったWebサイトなら3ヶ月程度は見ておいた方が良いです。
逆に言えば、なるべく早くSEO対策を行うことで、Webサイトの価値は大きく変わってくるとも言えます。
また、SEO対策のトレンドは常に流動的です。
WordPress本体の設定は当然のことながら、ここ数年はとくにソーシャルメディアとの連携も重要な要素となっています。
SEO対策はすべて検索ユーザーのためであることをきちんと学んで理解し、じっくりと取り組みましょう。