ついでに?
iPhone/Android 用の Office Mobile が
個人利用であれば無償化されています。
◎iTunes の Microsoft Office Mobile
http://goo.gl/zQOFp2
◎Google Play の Microsoft Office Mobile
http://goo.gl/ud9YHO
Office 互換アプリではなくマイクロソフト製、
しかし日本では残念な事に・・と言う内容を本日ご紹介いたします。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・Office をどこでも利用したい方
・iPhone/iPad や Android で Office を利用したい方
<<Microsoft Office アプリの意義>>
Office と言えば、まだまだマイクロソフトの純正が多く残っていますね。
過去の資産を使うにしろ、他者とのデータ共有を行うにしろ、
純正アプリの互換性はやはり高いです。
しかし、コンシューマーデバイスとなる
iPhone/iPad や Android などのスマートフォンとなると、
これまでは残念ながら互換アプリで凌ぐしかありませんでした。
しかし、2010 年に Office 365 が発表されてからは状況が変わってきました。
Office 365 は、ウェブ上で Office ドキュメントの表示・編集ができるので、
ブラウザさえあればドキュメントの管理ができる様になったのです。
Office 365 とは、サブスクリプション契約(定期支払いが必要な契約)で利用できる
Office Suite(Word/Excel/PowerPoint などのアプリと SharePoint プラットフォーム)です。
限定的であるとはいえ、スマートフォンなどのデバイスから
Office ドキュメントを扱えるようになったのはとても大きな変化でした。
※Office 365 の契約が必要でした
ところが、限定的にでも Office ドキュメントの管理ができるようになると、
今度は速度や使い勝手を求めるのが人間の常というところでしょうか。
ネイティブアプリに比べてどちらも劣るウェブアプリの悪いところが
目に付くようになったと言えます。
※ネイティブアプリとは、ハードウェアの機能をフルに使える通常のアプリ
※ウェブアプリとは、ブラウザ上でのみ動作するアプリ
元々計画があっただろう事は想像に難くないですが、
特に Office のネイティブアプリはビジネスユーザーに強く望まれていました。
<<リリースされた Office Mobile アプリ>>
旧名称は「Office Mobile for Office 365 subscribers」。
全て英語である事からも察しが付くとおり
日本では提供されなかったアプリです。
さらに、Office 365 のサブスクリプション契約が必須ということで、
残念ながら日本ではほぼ認知されていない状況と言えます。
◎Office 365
http://goo.gl/I6khLm
機能的にも、基本的にはビューワーアプリ扱いであり、
編集はできるが編集内容によっては元のデータが崩れるような事もあるらしく
(弊社では未検証)、評価はあまり高くないようです。
<<やっと出た iPad アプリ、しかし?>>
そんな中、とうとう公開された「Office for iPad」!
イマイチな評価だった Office Mobile for Office 365 subscribers でしたが、
大幅に機能アップ、と言うか別モノにグレードアップしたのが Office for iPad です。
Word/Excel/PowerPoint が必要十分な機能を持って、
OneDrive や SharePoint などのクラウドストレージにデータを保存できるようになり、
しかも無料です。
個人的にはいやいや使っていた互換アプリではなく、
マイクロソフト純正の Office アプリと言う事で大いに期待をしていました。
が・・
日本で利用できるようになるのは年内とのことです。。
<<Office Mobile はフリー>>
代わりに?では無いでしょうが、
Office Mobile アプリが個人用途に限って無償化されました。
これまでもアプリ実は無料だったのですが、
Office 365 の契約が必須だったので、実質無料ではない状態だったのです。
しかし、今回の無償化では、
OneDrive と言うマイクロソフトのオンラインストレージサービスと組み合わせることで、
Office ドキュメントの管理が行えると言う素晴らしい変更なのです。
個人用途に限定されるとは言え、
普段持ち歩くスマートフォンなどで管理ができると言うのはとても大きい事ですね。
iOS 版、Android 版共にタブレット端末には最適化されていませんが、
だんだんと使える様になっていくのでしょうね。
楽しみです。
<<まとめ>>
できる限り普段の荷物を軽くしたい自分にとって、
今回のマイクロソフトの方針の転換、=マルチプラットフォームで動作する、と言うのは
とても重要です。
これまでは、ソフトウェアの縛りで選ばなければならなかったハードウェアや OS が、
だんだんとどのデバイスでも動くようになってきました。
実際弊社でも、開発環境以外はどのデバイスでも
作業ができるようになってきた実感があります。
どうしてもハードウェア/OS 依存するものは Hyper-V 仮想環境に収めているので、
通信さえできればリモートで作業することも可能です。
新しい環境への移行を嫌う方も多いですが、
新しいサービスや環境のメリットと環境を変えないデメリットとを
うまく天秤にかけて選んでいただけると、ご自身が幸せになれると思います。
その他、IT 関連の疑問があれば、お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!