Mac OSは無料なのにWindowsは高い
というイメージがついていることを、
最近クライアントのお話を伺っていて感じます。
ですが、Windowsにも
無料版があることをご存じでしょうか?
もちろん有料版のWindowsとは機能が違うのですが、
その差は僅か。
でもその差ってどれくらい
あなたに関係があるのでしょうか?
ということで、
- 無料版Windowsとは何か?
- どんな製品が出ているのか
についてお伝えします。
とくにプライベート用Windows PCを買う方には
大事なポイントだと思いますよ。
目次
無料版Windowsとは何か?
Windows 8.1エディションの基本
もともとWindows 8.1には
次の4つのエディション(種類)が提供されていました。
- Windwso 8.1 RT
- Windows 8.1
- Windows 8.1 Pro
- Windows 8.1 Enterprise
※詳細:Microsoftのサイト
http://goo.gl/CqlCLE
旧来のアプリケーションがすべて動くのは、
2番以降(RT以外)のエディションです。
- 一般的なユーザーであれば8.1を
- ビジネスユーザーであれば8.1 Proを
- 企業でWindows系サーバーと連携したいのであれば8.1Enterpriseを
選択するのが基本と言えます。
with Bingエディションの登場
しかし、新たに上記のエディション群に加えられたのが
Windows 8.1 with Bingエディションです。
このエディションは、
Windows 8.1と機能的にはまったく変わりません。
違いは、
- ウェブブラウザであるInternet Explorerの標準の検索エンジンがBingに設定されていること
- OS単体でパッケージ販売されていないこと
- 最大のポイントはメーカーに無償(か非常に安価)で提供されていること
です。
OSの無償化は
結果として製品の販売価格に影響を及ぼします。
当然with Bingエディションを搭載したパソコンは、
通常のエディションを搭載したものよりも
安く購入できるようになりました。
初期設定やエディションはあとから変更できる
なおwith Bingエディションの検索エンジンですが、
初期設定がBingに設定されているだけであり、
例えばGoogleやYahoo!などに変更してもまったく問題ありません。
特殊な操作も無く、通常の設定の変更から行えます。
また、with Bingエディションは、
あとからProエディションやEnterpriseエディションに
アップグレードすることもできます。
どんな製品が出ているのか
このように費用対効果の高い
Windows 8.1 with Bingエディションですが、
すでに次のリストのような
大手メーカーや日本で有名なメーカーが
販売を始めています。
- Lenovo
- エプソンダイレクト
- 東芝
- ドスパラ
- マウスコンピューター
- など
また、Windows 8.1では
利用するハードウェアの制限が緩和されたことで、
中国などでAndroid機を作っていたメーカーが
かなりの数参入してきています。
- Teclast
- ONDA
- CUBE
- 原道
- Colorfly
- Voyo
- など
中には1万円を切るWindowsタブレットなども存在しますよ。
自宅でちょっと使いのパソコンが欲しいときは重宝しそうです。
まとめ
iPhone/iPadにAndroidに
市場のシェアを奪われ続けるわけにはいかないのでしょう。
MicrosoftがナデラCEOに変わってから、
Office製品はかなりの機能を無償で提供するに始まり、
今回のWindows新エディションの無償化など
たくさんの施策をしてきています。
個人的には一番動きのあって面白い会社です。
動きがあるということは
その分トレンドを掴むのも難しいのですから、
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