私はそこそこの頻度でスターバックスコーヒー(スタバ)を利用するのですが、
その理由は普段とは違う環境で仕事ができること、電話などがないことに加え、
インターネットが使えるというものです。
スタバでは公衆無線LANサービス「at_STARBUCKS_Wi2」が提供されています。
繋ぎたいデバイス(スマホやパソコン)の数だけメルアドを登録すれば
何台でも接続できる手軽さから、
すでに利用されている方も多いのではないでしょうか?
◎at_STARBUCKS_Wi2
http://starbucks.wi2.co.jp/pc/index_jp.html
とは言うものの、公衆無線LANである以上、
ビジネスで使うにはセキュリティ的に大丈夫かどうかと言うのが
気になるところだと思います。
そこで、本日のコンテンツは次の通り。
- スタバの無線LANをサービスしている会社はどこか?
- セキュリティの状況
- 対策方法
店員さんと仲良くなると、テイスティング用のクッキーとかをもらいやすくなるとかならないとかなっているとかウフフ
目次
スタバの無線LANをサービスしている会社はどこか?
まず、スタバの公衆無線LANサービスは
スタバ本体が提供しているものではありません。
実は、「株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス」という会社です。
◎株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス
http://wi2.co.jp/jp/
といっても業界的には有名で、
大手家電量販店で380円で提供されている
公衆無線LANのプランなどの裏側で使われているなど実績は多く、
KDDIの子会社でもあることから社会的信用は高いと言えます。
全国のスタバの9割ぐらいで利用可能であり、
802.11nに対応しているので接続速度も速くて良いですね。
セキュリティの状況
さて、サービス提供している事業者がどこかわかったところ、
セキュリティの面ではいかがでしょうか。
at_STARBUCKS_Wi2の公式サイトのセキュリティについて見てみると、
次の様に書かれています。
◎セキュリティ
http://starbucks.wi2.co.jp/pc/security_jp.html
公衆無線LAN(Wi-Fi)サービス「at_STARBUCKS_Wi2」では、ログインで使用するログインIDとパスワードをSSLで暗号化しており、アクセスポイントと無線LAN機器間のセキュリティを確保しています。
ログイン後に関しては、「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化しておりませんので、秘匿性の高い情報を送受信する場合には、セキュリティを確保するSSLやインターネットVPNなどを用いて通信内容を保護することをお勧めします。
わかりやすくまとめると次のような感じです。
- ログインするときはIDとパスワードを暗号化しているよ
- ログイン後の通信内容は暗号化しないよ
- 大事な情報は自分で対策してね
とまぁあんまり安全ではないということが読み取れます。
※と言ってもこのサービスが特別悪いわけではありません
個人カフェとかの方がよっぽどヤバイことがあります
対策方法
以前のメルマガでも公衆無線LANを使う際のポイントをまとめていますので、
参考になるかと思います。
公衆無線 LAN を安全に使うための4つのポイント
https://old.dreamhive.co.jp/201301/2801
この記事では、「共有設定を無効にする」「ファイヤーウォールを有効にする」
「SSL を利用したサイトへのアクセスのみにする」
「VPN 経由のアクセスのみにする」などの対策についてご紹介しました。
パソコンであれば、基本的にはSSLを用いた通信ができる
サービス、アプリを用いるのが有効と言えます。
しかし、残念ながらスマホのアプリでは
すべてが暗号化に対応しているわけではありませんので、
根本的な情報漏洩の可能性は捨てきれません。
無料でもよいのでセキュリティ対策ソフトを
インストールするのが次善策となるでしょう。
大量のアプリが大量の情報を無防備に垂れ流している可能性があるわけですから、
スマホなどを公衆無線LANに繋ぐのは少し怖いですね。
まとめ
どうしてもセキュリティ関係の話では危険性を煽る内容になりがちですが、
どのような危険があるかを知った上で使った方が、
精神衛生上もよいと思って書いています。
個別のサービス・アプリについて網羅することはできませんが、
もし不安などあれば弊社のITコンサルタントに聞いてみてください。
その他、IT 関連の疑問があれば、お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!