iPhoneの所有率はやはり高いなぁと電車などに乗った時には思います。
また、だからこそ紛失率も高いのだろうとも思います(私も経験ありますし)。
で、これって結構ヤバいことになりがちなんです。
どんなことが起こるかというと、、、
落とした人が経営者、管理職、営業職などの場合、
社内外に関する個人情報(アドレス帳や写真)やアクセスに必要な情報、
他にもサイトのお気に入りや履歴などがすべて漏れると言うことです。
つまり、それを手にした拾得者が、
- その情報を元に持ち主を強請る
- 個人情報を売却する
- ブラウザからサイトに不正アクセスする
といったことが起こり得ます(事件にもなっています)。
今はブログやFacebookを個人で持つ方も多いので、
芋づる式に個人情報の精度・量が増えてしまうのです。
無くした時にすること
こういった問題があるので
iPhoneを無くした場合にはすぐに対処しましょう。
具体的には、次の様な対処、対応です。
iPhoneの場合、「iPhoneを探す」という機能があります。
あらかじめこの機能を有効にしているかどうかで
できることが変わります。
有効になっている場合
- 「iPhone を探す」機能を使う
「iPhone を探す」を開きデバイスの位置を地図上に表示して、
直接探しに行ったり、近くなら音を鳴らして確認します。
http://icloud.com/find - 「紛失モード」に設定する
このモードを使うと、
4桁のパスコードを使ってデバイスをリモートからロックしたり、
ロック画面にカスタムメッセージを表示したり、
デバイスの位置を追跡したりできます。
有効になっていない場合
すでに端末にあるデータの保護はできませんが、
被害が広がらないようにするための手順です。
- Apple IDのパスワードを変更する
変更すると、他人がiCloudデータへのアクセス、
紛失したデバイスからその他のサービス(iMessage、iTunesなど)が
利用できなくなります。 - 利用しているサービスのパスワードを変更する
アプリ関係、銀行、メールやカレンダー、
FacebookやTwitterなど利用しているサービスのパスワードを変更します。
これによってなりすましなどを防ぐことができます。
共通でやること
- 会社に連絡する
ISMSやPマークを取得している企業では、
まず間違いなく紛失・盗難時の報告先が決まっているはずです。
あなたより会社の情シスとかの方が適切に対応できるのではないでしょうか。
紛失・盗難を隠すことはあなたどころか会社にとっても不利益です。 - 警察に届け出る
紛失、盗難届けを警察に出します。
端末のシリアル番号が必要になるので、
パッケージや購入時のレシートで確認しましょう。 - データを削除する
リモートですべてのデータを削除することができます。
ただし「iPhone を探す」機能が使えなくなります。 - キャリアに連絡して回線を止める
DoCoMoやauなど、利用しているキャリアに連絡して
回線の利用を一時停止してもらいましょう。
キャリアによってサービスは様々ですが(結構変わる)、
今できる対応をしてくれますし、教えてくれます。
実行のタイミング
以上の「紛失モード」やリモートでのデータ削除といった対応は、
設定した時点でiPhoneの電源が入っていない、オフラインであっても、
次にインターネットに接続されたときに実行されます。
実行前であればキャンセルできます。
今すぐやっておくべきこと
最低限次の設定をしておきましょう。
- パスコードの設定
「設定|Touch IDとパスコード」メニューで設定します。 - iPhoneを探すを有効にする
「設定|iCloud|iPhoneを探す」メニューで設定します。 - 指紋の登録(可能な機種なら)
「設定|Touch IDとパスコード」メニューで設定します。
利便性が下がるからといってパスコードすら設定していない人がいますが、
セキュリティの観点ではあり得ません。
まとめ
大事なデータが入っているiPhoneがなくなるのはとても怖いことですよね。
iPhoneの場合とくに多いのは、デバイスの売却です。
国内であればまだしも出てくる可能性はありますが、
海外の場合はまず見つかりません(多くが盗難ですし)。
本体を新しく購入した方が
悪用されてかかる費用と比べれば安いでしょうから、
データのリモート削除も必ず覚えておきましょう。
紛失・盗難時の補償サービスなどもありますので、
時間を作ってキャリアに確認すると良いですよ。
こういった作業についての相談も、弊社のITコンシェルジュで対応いたします。
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ITに関する疑問であれば、とりあえず質問してみてくださいね。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!