前回iPhoneを無くしたときの話を書きましたので、
今回は同じ様にAndroid端末を無くしたときの話を書きます。
電車内などでの肌感覚ではiPhone(iPad含む)の保有率は高いのですが、
セールス上の比率ではAndroid端末の方が多く、
2014年の比率はiOS:Android=38.3:60.2%(Kantar調べ)だそうです。
→ Apple iOS leads US OS share for the first time since Q4 2012
シェアの比率なので
- Android端末は実際には使われていないようなもの
- スマートフォン以外(タブレットやAndroid TVのようなデバイス)
が含まれているのかも知れないですね。
ま、とにかくたくさん端末が存在していることは確かなようです。
そして、デバイスを紛失したときのリスクはiPhoneと同様に高いのです。
どのようなリスクがあるのかと言えば、、、
落とした人が経営者、管理職、営業職などの場合、
社内外に関する個人情報(アドレス帳や写真)やアクセスに必要な情報、
他にもサイトのお気に入りや履歴などがすべて漏れると言うことです。
つまり、それを手にした拾得者が、
- その情報を元に持ち主を強請る
- 個人情報を売却する
- ブラウザからサイトに不正アクセスする
といったことが起こり得ます(事件にもなっています)。
今はブログやFacebookを個人で持つ方も多いので、
芋づる式に個人情報の精度・量が増えてしまうのです。
(iPhoneのリスクとまったく同じですね)
無くした時にすること
こういった問題があるので
Android端末を無くした場合にはすぐに対処しましょう。
具体的には、次の様な対処・対応です。
Android端末の場合、2015年4月にアップデートされた
Android版Googleアプリがインストールされていれば、
Android端末と同じGoogleアカウントでログインしている
デスクトップのGoogle検索で「find my phone」と入力することで、
Android端末の現在地をGoogleマップに表示するようになりました。
が、Googleの言語設定が「英語」になっている必要があります。
この機能は「Android デバイス マネージャー(ADM)」というアプリで
提供されていたものとほぼ同様のようですので、
あらかじめADMをインストールしておくことがおすすめです。
インストールしていなかった場合は、
次の手順で「言語」設定を「英語」にして確認しましょう。
- Googleを開き、ログイン
Google -
右上の丸いアカウントアイコンから「アカウント」を選択、もしくは次のURLを開く
https://goo.gl/uzRvwh - 「個人情報」グループの「言語」を選択
- 鉛筆アイコンをクリックして「English」を選択(検索できます)
- 「OK」をクリック
- Google検索に戻り、「find my phone」で検索、もしくは次のURLを開く
https://goo.gl/A6fjcO
以上の手順で地図上にAndroid端末の場所が表示されます。
地図に英語表記が入るのは諦めましょう(笑)
複数のAndroid端末を持っている場合でも
切り替えて全ての端末の場所を探すことができますよ。
リモートで端末の着信音を鳴らすこともできます。
その他のやること
- 会社に連絡する
ISMSやPマークを取得している企業では、
まず間違いなく紛失・盗難時の報告先が決まっているはずです。
あなたより会社の情シスとかの方が適切に対応できるのではないでしょうか。
紛失・盗難を隠すことはあなたどころか会社にとっても不利益です。 - 警察に届け出る
紛失、盗難届けを警察に出します。
端末のシリアル番号が必要になるので、
パッケージや購入時のレシートで確認しましょう。 - データを削除する
ADMがインストールされていれば
リモートですべてのデータを削除することができます。 - キャリアに連絡して回線を止める
DoCoMoやauなど、利用しているキャリアに連絡して
回線の利用を一時停止してもらいましょう。
キャリアによってサービスは様々ですが(結構変わる)、
今できる対応をしてくれますし、教えてくれます。
今すぐやっておくべきこと
最低限次の設定をしておきましょう。
- 画面のロックの設定
「設定|セキュリティ|画面のロック」メニューで設定します。
最低限、PIN(4桁の暗証番号)かスワイプを設定しましょう。 - 自動ロックの設定
「設定|セキュリティ|自動ロック」メニューで設定します。
長くても10分で自動的にロックがかかるように設定しましょう。 - ADMのインストール
下記のURLからインストールします。
https://goo.gl/gRuKqE
利便性が下がるからという理由で
PINコードすら設定していない人がいますが、
セキュリティの観点ではあり得ません。
まとめ
Android端末の場合、値崩れが激しいので
一部の機種を除いてデバイスの売却の心配はないでしょう。
となると、もっとも危惧すべきは機密情報の漏洩です。
自分はそんな大事なデータは入っていませんと言う方は多いのですが、
FacebookなどのSNSや名前とメールアドレスなどの連絡先は
十分機密データに類します。
そういった情報の漏洩からスパムメールなどが送られるのですし、
悪意のある方がAndroid端末の返却にかこつけて
本人以外に金品を要求することだってあり得ます。
できれば事故が起こる前に、
紛失・盗難時の補償サービスなどについてキャリアに確認しておきましょう。
こういった作業についての相談も、弊社のITコンシェルジュで対応いたします。
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