写真の魅せ方でユーザーがコンテンツを見る時間が増えます。
クライアントさんの案件で、Webサイトでたくさんの写真を表示する方法を知りたいと言うご相談をいただきまして、WordPressで使えるプラグインを調べたのでまとめます。
WordPress標準のギャラリー機能もあるのですが、プラグインを使うことで見栄えを大幅に良くすることができますね。
今回は、テーマに依存せずに使えるものをピックアップしてみました。
目次
WordPressでギャラリー機能を実現する方法
Webサイトにおけるギャラリーというのは、次の様な機能を持っているものを指します。
- 写真のグループ化
- グループ化された写真の一覧表示
- 選択した写真を拡大して表示
- 写真のデータ(Exifなど)の表示
- WordPressが管理している写真のデータ(タイトル、キャプション、説明など)の表示
このようなギャラリー機能をWordPressで実現するには、次の2通りの方法があります。
- WordPress標準のギャラリー機能
- プラグインによる実現
WordPress標準のギャラリー機能
WordPressはVer2.5以降から標準でギャラリー機能が付いています。
ページ毎にギャラリーを作成したり、画像の表示順や写真データの表示なども可能で、ひとまず使ってみたいと言うのであれば標準機能でも十分使えると思います。
ギャラリーを使ったことがない、プラグインをあまり入れたくないなどの理由がある方などは、まず標準のギャラリー機能を使ってどういうものか確認してみると良いでしょう。
プラグインによる方法
WordPressの機能を拡張するプラグインの中にはギャラリー機能を実現するものが多数あります。
プラグインは、その設置する方式によって大きく次の3種類に分けられます。
- WordPress標準のギャラリー機能を拡張するもの
- ページ毎にギャラリーの作成が必要なもの
- あらかじめギャラリーを作っておき、表示したいページから呼び出すもの
ギャラリープラグインは表示機能とデザイン面においてはどれも熟れてきているため、まずは上記の設置方法の面で用途に合ったものを撰び、その中からデザイン面で絞り込むのが良いと思います。
ギャラリー機能を実現するプラグインの一覧
それでは、ギャラリー機能を実現するプラグインを調べた中でも使い勝手が良さそうなプラグインを7つご紹介いたします。
Easy FancyBox
このプラグインは、ページ内にある画像をクリックすると中央に画像をポップアップして表示します。
ページに複数の画像がある場合に、自動的にスライドショー形式で表示させることができます。
Celtis Gallery Slider
Celtis Gallery Sliderのデモはこちらから
標準ギャラリーと同じ方法で設置でき、登録された画像をスライダーで表示します。
レスポンシブWebデザイン対応なのでスマートフォンからアクセスされてもOK。
画像に関連するデータの表示などのカスタマイズが可能です。
Unite Gallery Lite
Unite Gallery Liteのデモはこちらから
※グローバルメニューでデモを切り替えられます
画像と動画のギャラリーを簡単に作成・管理できます。
タイル形式、グリッド表示、スライダー表示、カルーセル表示など多数の表示形式を選べます。
Foo Gallery
画像の管理がビジュアルにドラッグアンドドロップできるなど簡単に行え、ギャラリーのテンプレートも多くカスタマイズもできます。
ショートコードを利用してギャラリーを使い回すこともできます。
NextGEN Gallery
NextGEN Galleryのデモはこちらから
※グローバルメニューでデモを切り替えられます
サムネイル形式やスライドショー形式、タイルやリスト形式のアルバムなどが無料版で使えます。
無料版でもWordPress標準のものよりもかなり使えます。
有料版にすることで使えるギャラリーの形式が大幅に増え、エフェクトをかけたりウォーターマークを付けたり、サムネイルのカスタマイズなどができるようになります。
Photo Gallery
無料版の基本機能としても十分なものを持っているのですが、有料版のアドオンを利用することでeコマースの販売機能を持たせたり、Facebookに投稿した写真やビデオを取りこんだりすることが可能になります。
Portfolio Gallery – Photo Gallery
Portfolio Gallery – Photo Galleryのデモはこちらから
※右上のドロップダウンでデモを切り替えられます
写真や動画をポートフォリオ(作品集・作品展)として魅せるために作られたプラグインだそうです。
作成できるポートフォリオの数は無制限、外部サイトの画像や動画(YouTubeやVimeoなど)が登録できる、埋め込み用ショートコードの生成、ポートフォリオ専用のウィジェット、並び替え用ボタンの表示、パフォーマンスを最適化したレスポンシブWebデザイン対応、など無料版でもかなりの機能があります。
有料版では表示のデザインが増え、レイアウトやボタンなどのスタイルのカスタマイズが自由に行え、フィルターなどの機能が追加されるようです。
Portfolio Gallery – Photo Gallery
選び方のアドバイス
以上、WordPressでギャラリー機能を実現するプラグインを7つ、ご紹介いたしました。
先述したとおり、ギャラリープラグインは表示機能とデザイン面においてはどれも熟れてきているため、まずは用途を考えて設置方法で選び、その後、デザイン面で絞り込んでみましょう。
※複数の設置方法が利用できるプラグインも多いです
WordPressの記事でたくさんの写真を扱う方は、ギャラリー機能を使って効率的にWebサイトで写真を魅せる運用をしましょう。
上記で紹介したプラグインは、標準機能は無料で利用できますが、有料でさらに機能やデザインが拡張されるものもありますので、時間を買うと思って検討してみてはいかがでしょうか。