「Googleアナリティクスで見ているPVやセッションとさ、
レンタルサーバーの解析機能で見たアクセス数がやけに違うのよ。
どっちを信用すれば良いの?」
レンタルサーバー会社は利用者へのサービスの一環として
Webサイトのアクセス解析機能を提供しているところが多いです。
ところが、
利用者が自分でGoogleアナリティクスなどの解析サービスを導入すると、
その数値に差があって戸惑うことがあります。
その理由については本日はご紹介します。
なぜこのようなことが起こるかというと、、、
数えている対象が違います。
目次
数えている対象は何か
PVとアクセス数には明確な違いがありますので、
一度整理しましょう。
PVの数
PV(ページビュー)は、訪問者がWebサイトで閲覧したページの数のことです。
例えば、1人の訪問者がサイトの中で5ページを見たら、5アクセスです。
アクセス数
アクセス数は、レンタルサーバーが提供する
サービスの解析方法によって変わります。
大きくは、訪問者1人に対して1とカウントするところと、
ファイルに対してのアクセス数をカウントするところに分かれます。
前者はGoogleアナリティクスのセッションの概念に近いのですが、
訪問者の特定をGoogleアカウントではなく、
Cookieなどによって計測しているため多少精度が落ちます。
後者はWebサーバーのログファイルを利用するもので、
Webサイトを構成しているファイルへのアクセスを数えます。
Webサイトを構成するファイルとは、
HTMLやCSS、画像、JavaScriptなどのファイルを指します。
リッチなサイトほど1ページあたりで利用するファイル数が多くなりますから、
PVに対して数が増えます。
例えば、1ページが20個のファイルによって構成されているページを
1人の訪問者が見たら、20アクセスです。
計測は目的を考えて行う
PV数とアクセス数は、その解析方法によって違います。
計測は何かしらの目的を持って行うはずですから、
その目的に応じた数値を見ないと意味がありません。
今回の件で言えば、
Webサイト全体のページ表示の数を把握したければPV数を見れば良いですし、
サーバーの負荷状況を把握したいなどであれば、
アクセス数(後者の)を見れば良いのです。
これらの数値を混同して一喜一憂しないように気を付けましょう。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- PV数とアクセス数は違う
- アクセス数はレンタルサーバーによって変わる場合がある
- 目的を持って見る数値を変える
いかがでしたでしょうか。
なんとなく似たような名称が多い上に
数値ばかりでとっつきづらいかも知れませんが、
是非Webサイトの価値を上げるためにもチェックしてみてください。
本日の内容が良くわからない、もっと詳しく聞きたい、
代わりにやって欲しい、などの個別対応がご希望であれば、
WordPress専門の相談・サポートサービスがあります。