あなたは Office の導入はどうされているでしょうか?
・パソコンに付属しているタイプの購入
・パッケージでの購入
多くはこの2種類だと思います。
しかし、導入されるパッケージをきちんと選ばなかったために、
実はあとで追加で単発の製品を購入されている方が実は多いことがわかりました。
特に、個人用のパソコンを安いからと購入されるパターンの中小企業です。
そこで、本日は Office の選び方の考え方についてお話しします。
<<本コンテンツの対象となる方>>
・Office の種類がたくさんあって選び方がよくわからないと言う方
<<大前提!Office の販売形態は3つある>>
まず、Office の販売形態は全部で3つあります。
恐らくここの理解がたりないのが原因で、
Office の種類がたくさんあるように思われているのではないでしょうか。
ですが、分けてみると簡単で、次の様になっています。
■単体か、複数のアプリケーションがセットのパッケージ販売形態
Word、Excel などのアプリケーションを単体で購入する場合や、
Word/Excel/Outlook がセットになった状態で購入する場合、
パソコンに付属して販売されているパターンです。
通常の量販店で購入できる方法ですが、
特殊な場合を除けば買い方としては一番高くつきます。
冒頭の良くある失敗パターンとは、
Office 付きのパソコンを買ったけど PowerPoint が入ってなかったので買い足した、
と言う様な場合ですね。
台数が多いとかなりのロスが発生します。
■ボリュームライセンス形態
Microsoft では、5ライセンス以上の購入の場合に
運用の利便性が大幅に向上する提供形態として、
「ボリュームライセンス」というのを用意しています。
代表的なメリットを挙げます。
◎ライセンスを他のパソコンへ移管できる
◎ダウングレードして他のパソコンと同じ環境に揃えられる
◎ライセンス管理が専用の Web サイトで行えるから簡単
◎ライセンスごとにメディアや箱が無いので、省スペース
◎必要なソフトウェアだけインストールするなどのカスタマイズが可能
パッケージ販売の形態と違い、
複数のパソコンに複数の Office をインストールして管理するのに
適している事が分かります。
故障などのトラブル時、急遽他のパソコンで Office を使いたい場合などでも
すぐに利用できる形態です。
■サブスクリプション形態
新しく導入された最新の形態です。
時代に合わせたクラウドサービスとなっており、
◎いつでも最新の Office をダウンロードして利用する事ができるほか、
◎Web ストレージ機能にバージョン管理機能、
◎5台までのデバイス(Windows, Mac OS)にインストールでき、
◎チームでの共同作業のための同時編集機能やメッセージングなどのコラボレーション機能、
などなどこれまで Microsoft が培ってきた強力な機能が満載です。
上の2つの販売形態と違い、この形態のみ月額課金方式を採っています。
<<Office の種類について>>
現在提供されている Microsoft Office 2013 について
どのような製品が含まれているのか、
先の販売形態に沿って細分化してみましょう。
■単体か、複数のアプリケーションがセットのパッケージ販売形態
◎Office Professional 2013
ビジネスユースに向けた最上位のパッケージです。
Word/Excel/Outlook/PowerPoint/OneNote/Publisher/Access
◎Office Home and Business 2013
家庭や SOHO での利用を想定したパッケージです。
Word/Excel/Outlook/PowerPoint/OneNote
◎Office Personal 2013
家庭向けのパッケージです。
Word/Excel/Outlook
◎Office Professional Academic 2013
学生・教職員のみが購入できるパッケージです。
Word/Excel/Outlook/PowerPoint/OneNote/Publisher/Access
参考:Office 製品ラインナップ
http://goo.gl/l474wj
■ボリュームライセンス形態
◎Office Standard 2013
企業向けボリュームライセンスの基本のスイートです。
Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Outlook/Publisher/
Office Web Apps (Word、Excel、PowerPoint、OneNote)
◎Office Professional Plus 2013
企業向けボリュームライセンスの最上位のパッケージです。
基本のアプリケーション群に加え、
エンタープライズレベルの企業で必要なネットワークサービスが
付与されたスイートになっています。
Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Outlook/Publisher/
Office Web Apps (Word、Excel、PowerPoint、OneNote)/
Access/InfoPath/Lync
※上記のアプリに加え、ネットワークを利用したコラボレーションなどの機能が利用可能
参考:Office スイート
http://goo.gl/sq2ppZ
■サブスクリプション形態
◎Office 365 ProPlus
Office Professional Plus 2013 のすべてのアプリケーションが利用可能です。
コンピューターにインストールして利用する形態の他、
クイック実行と呼ばれる以前のバージョンの Office と共存させる事などが可能です。
Word/Excel/PowerPoint/OneNote/Outlook/Publisher/
Office Web Apps (Word、Excel、PowerPoint、OneNote)/
Access/InfoPath/Lync
※上記のアプリに加え、ネットワークを利用したコラボレーションなどの機能が利用可能
参考:Office 365 ProPlus 製品情報
http://goo.gl/rNEYN1
<<あなたにおすすめの Office の選び方>>
弊社では、購入が個人なのか法人なのかと、
保有したい Office のライセンス数で決める事が多いです。
代表的な組み合わせ例を挙げます。
◎個人利用でアプリ単品利用の場合
利用したいアプリケーションが含まれている Office が付属するパソコンを購入する。
◎個人利用で複数ライセンスを必要とする場合
利用したいアプリケーションが含まれているパッケージをライセンス数分購入するか、
Office 365 を契約する。
◎法人利用でアプリ単品利用の場合
5ライセンス以上必要であるならば、ボリュームライセンスで導入する。
5ライセンス以下ならば、Office 付属のパソコンの購入か、
パッケージをライセンス数分購入する。
◎法人利用で複数ライセンスを必要とする場合
ボリュームライセンスで購入するか、Office 365 を契約する。
<<まとめ>>
実際には、ボリュームライセンスにも種類がありますし、
Office 365 にも種類があり、
会社の規模や利用形態によって選択肢はまだあります。
が、大まかに今回挙げた3種類の販売形態を知っていれば、
あなたや自社にとってどのように導入すべきかの判断材料に
なるのではないかと思います。
また、弊社としては、価格からするとあり得ないぐらい機能が充実している
「Office 365」の導入を、個人ユースであっても強くおすすめしています。
法人で Office 365 をご利用の場合、
今までサーバーの保守などにかかっていたコストを大幅に減らすことも可能だからです。
※事実、ドリームハイブの人的なコストは Office 365 の導入によってほぼ0になりました
2014 年 4 月には Windows XP や Office 2003 の終了も迫っていますので、
これを期に Office の購入形態を検討するのを強くおすすめします。
詳しくは、弊社のコンサルタントにお聞きください。
また、今回のサービス以外でも構いません。
IT 関連の疑問があれば、お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ!
その他質問など、ウェルカムです。