仕事で使いたいウェブサイトが
- 見たら削除されていた、とか
- メンテナンス中だった、とか
- なんだか遅くて見られない
と言う状況はまれにあります。
そんなときはすぐに諦めず、
キャッシュサービスを試してみましょう。
見たかったウェブを見られるようになるかも知れません。
早速ですが本日は、
- キャッシュサービスとはなにか
- ウェブページを保存するサービス
についてお話しさせていただきます。
目次
キャッシュサービスとはなにか
本来のキャッシュ(cache)サービスは、
「転送速度が違う媒体の間で情報を複製しておき、
同じ情報にアクセスする場合に読み込み速度を改善する」
というコンピュータの機能です。
ウェブサイトにおけるキャッシュサービスも同様に
ウェブページの情報を複製しておくサービスなのですが、
情報(ウェブページ)の複製元(サーバー)が動かなくても、
複製した情報(ウェブページ)を閲覧できる点が重視されています。
要するに、元のウェブページが
削除やメンテナンスなどで見られなくなっていても、
キャッシュされていれば閲覧が可能だと言うサービスです。
ウェブページを保存するサービス
キャッシュサービスには
そのサービスの提供元会社によって機能が色々あります。
ウェブページの最新の情報のみを残すタイプや、
過去の変更点をできる限り残そうとするタイプ、
ユーザーが任意の時点でキャッシュを残せるタイプ、など様々です。
今回は、各タイプの代表的なものを取り上げてみました。
最新版を見ることができる Google キャッシュ サービス
キャッシュサービスの中でももっとも認知度が高いのが
Google のキャッシュ サービスでしょう。
Google の通常の検索結果の画面を開いた際、
キャッシュが利用名可能な場合には
URL の右側にドロップダウンリストが表示され、
「キャッシュ」メニューを選択することで
キャッシュされたページを閲覧することができます。
また、検索するサイトの URL の前に「cache:」と付けると、
直接キャッシュした結果を見ることができます。
○Google のページ
http://www.google.co.jp/
○キャッシュを直接見る場合に入力するテキスト
cache:https://old.dreamhive.co.jp
見たいサーバーにトラブルがあって見られないときでも安心ですね。
任意の時点でキャッシュを取れる「ウェブ魚拓」
「魚拓」というのは、
墨や絵の具を使って魚の形を写し取ったものです。
「ウェブ魚拓」は魚拓のウェブページ版で、
ユーザーが指定した任意の時点のウェブページを
キャッシュとして残してくれるサービスです。
○ウェブ魚拓 サービス
http://megalodon.jp/
このサービスを使うと、
任意の時点で取得したウェブページを
サービスを提供しているサーバーにキャッシュとして残してもらい、
そのリンクを取得することができます。
例えば、次のリンクは弊社のウェブサイトを
ウェブ魚拓で取得したリンクでして、
開くと 2014/09/08 10:34:22 時点での弊社のサイトを確認できます。
http://megalodon.jp/2014-0908-1034-22/www.dreamhive.co.jp/
メールでウェブページの情報を共有したいときなどに、便利ですね。
任意の時点で PDF 化できる「PDFmyURL」
ご紹介した上の２つのサービスは、
保存先がすべてサービスを提供しているサーバーの中でした。
対してこの PDFmyURL というサービスは、
ユーザーが指定した URL のウェブサイトを
任意の時点で PDF にすることができるサービスです。
○PDFmyURL
http://pdfmyurl.com/
例えば、次のリンクは弊社のウェブサイトを
PDFmyURL で PDF 化したリンクです。
有料版のサービスであれば、サイズの指定などが行えます。
相手と PDF を共有すればやりとりもはかどりますし、
PDF 化するソフトが要らないのがポイント高いですね。
まとめ
タイプの違うキャッシュサービスは、
組み合わせて使うこともできます。
仕事の効率化に使うのはもちろん、
作った PDF をタブレットなどに入れておけば、
余計なデータ通信の費用をかけなくて済むという
メリットもあります。
紹介したサービスはどれも無料ですから、
気になったものがあれば是非試してみてください。
利用方法などが分からなければ、
弊社の IT コンサルタントにご相談ください。
その他、IT 関連の疑問があれば、お気軽にご相談ください。
※Excel や Word などのソフトの疑問などでも大丈夫ですよ！