スマートフォンに対応してユーザーに最適な画面を提供し、サイト滞在時間を延ばしましょう。
2017年現在、2015年にGoogleが発表したとおり、スマートフォンからのアクセスでスマホ対応できていないページは、掲載順位が下がる傾向にあるようです。
このため、スマホからのアクセスが多いサイトほどスマートフォン対応を行うべきと言えますね。
しかし、スマートフォン対応を業者にお願いすればそれなりにコストがかかりますし、自分でデザインできる方も限られると思います。
そこでこの記事では、WordPressで作られた既存のWebサイトをプラグインによってスマートフォン対応するにはどのような方法があるのかについてご紹介します。
目次
スマホ対応する方法
WordPressを使ったWebサイトでスマートフォン対応するには、基本的に次の3つの方法しかありません。
- テーマを変更する方法
- テーマファイルをカスタマイズする方法
- プラグインを利用する方法
それぞれ一長一短がありますので、まずはそれぞれの特徴を押さえましょう。
テーマを変更する方法
テーマを変更するというのは、レスポンシブWebデザインに対応したテーマをWebサイトに適用するという意味です。
新規のWebサイトを構築するのであれば、間違いなくこの方法をおすすめします。
というのも、既存サイトをカスタマイズでスマートフォン対応するのはスキルと時間がかかりますし、後述するプラグインを利用する方法ではPC版とスマートフォン版で内容が変わってしまうなど、デメリットもあるからです。
また、Googleへの最適化を考えるのであれば、レスポンシブWebデザインをGoogleが推奨しているというのもあります。
現在では無料でもレスポンシブWebデザイン対応のテーマはたくさんありますし、WordPress標準のテーマであるTwenty~シリーズでも対応しています。
作成したサイトが古い場合、そのテーマにこだわるよりも、標準テーマの方が性能が高く、SEO的にもメリットがあることも少なくありません。
テーマをカスタマイズする方法
テーマをカスタマイズする方法は、テーマを構成しているファイルをHTML,CSS,JavaScript,PHPなどの技術を使って書き換えるという作業です。
当然ながらWebサイトを素で作る以上の知識が必要になりますので、慣れない方が手を出すのはやめた方が良いでしょう。
どうしても既存サイトを利用し続ける必要がない限りは、他の方法を検討する方がコスト的にも有利です。
プラグインを利用する方法
もっとも手軽なのがプラグインを利用する方法です。
プラグインをインストールすることで、アクセスしたデバイスに応じて自動的にスマートフォンに対応したサイトを表示してくれます。
様々なプラグインが存在しますが、まずは次の3つを試してみるのが良いと思います。
Jetpack
Jetpackプラグインは、WordPressの開発元が提供しているプラグインということもあって利用されている方も多いのではないでしょうか。
その機能の1つにモバイル対応があり、管理画面で有効にするだけで利用可能になります。
Jetpackプラグインを導入済みなら一番お手軽に利用ができます。
WPtouch Mobile Plugin
WordPressのスマートフォン対応といえばこのプラグイン、というぐらい有名なものです。
老舗のプラグインだけあって安定度や拡張性も良く、スマートフォン用のメニューを個別に切り替えて指定することができたりします。
有料でデザインや機能を追加することもできます。
Any Mobile Theme Switcher
PC用のテーマは変えられないけど、スマートフォンの場合は別のテーマを利用したい、というような場合におすすめなのがこのプラグイン。
iPhone/iPad、Androidなどデバイスの種類によって、インストールされているテーマの中から利用したいものを指定することができます。
あなたにはどの選択肢が適切なのか?
ここでご紹介したように、一口でWordPressのスマートフォン対応といってもいくつかの方法があります。
現在のWebサイトの状況や利用している環境(テーマやプラグインなど)に応じて適切な対応というのは変わりますので、次の視点で検討してみてください。
- Webサイトの目的はなんなのか
- コストがかけられるのか
- PCとスマートフォンで表示内容が変わっても良いのか
Webサイトの目的が販売などに直結するのであれば、収益性から考えるのも必要ですね。