「WordPressのエディターにもてあそばれているんですよ、私。
 改行すると行間が広すぎちゃうのに、狭める方法がわからないんです。」
 

WordPressに関わる不満の第3位ぐらい
(てきとーですが上位ということです)に位置するのが、

エディターがイマイチ使いづらいというやつです。
 

ネットの各所で、WordPressはまるでWordのように
見たままに編集できるなどと言われたせいで、
なかなか評価が上がらないかわいそうな子です。

ただこの問題、ちょっとした知識で解決できるので
今日はそれを知ってもらえればと思います。

どのようなものかというと、、、

 

シフトキー+改行キーの組み合わせです。
 

目次

HTMLの限界は超えられない

まずこれだけは念頭に置いていただきたいのが、
どのようなコンテンツであっても
ブラウザーの能力を超えた表現はできないと言うことです。

ブラウザーというのはInternet ExplorerやGoogle Chrome、
Firefox、Safari、Operaなど、
URLを入れたらWebサーバーから情報を得て
きれいに見やすくしてくれるソフトウェアのことですね。

Webブラウザーは技術の進歩と共にできることが増え、
今では音楽も動画も再生できるしゲームが動いたりするなど
本当に多機能で高性能です。

ですがそれでも制限はあり、
WordPressではその制限がHTMLという
技術の制限と(ほぼ)等価なのです。

ここで言いたいのは、
その制限がどのようなものなのかではなく、

制限があることと、できれば自分がやりたいことが
その制限の範囲内にあるのかを調べるのが
やり方を探すよりも近道であることです。
 

改行には2種類ある

その制限の一つとして、
改行には2種類あることが挙げられます。

HTMLでは改行を行うのにbrタグを用いる方法と、
pタグのようなブロック要素のタグを用いる方法です。

WordPressを使っていて翻弄される原因は、
WordPressのエディターではテキストの改行が
*自動的にpタグ扱い*になる点です。

pタグはブロック要素のタグなので、
brタグによる改行よりも行間が広くなるのです。

ではbrタグで改行させるにはどうすれば良いかというと、
「シフトキー+改行キー」の組み合わせを使うのです。

この入力によって、
WordPressはbrタグ扱いの行間が狭い、
つまりブロック要素ではない改行、を行ってくれます。

◎WordPressのビジュアルエディター上で2種類の改行を試したところ

WordPressの改行 ビジュアルエディター上
WordPressの改行 ビジュアルエディター上

◎上記の入力をブラウザーのソースで見てみたところ

WordPressの改行 ソース上
WordPressの改行 ソース上

 
これらにどのような違いがあるかは、
ビジュアルモードとテキストモードを
切り替えていただくと分かりやすいと思います。

逆に言えば、テキストモードを使えば
HTMLでできる表現の限界まで使うことができるということですね。
 

まとめ

今回のポイントをまとめます。

  • 改行には2種類ある
  • HTMLの限界は超えられない
  • テキストモードを使えば何でもあり

いかがでしたでしょうか。
 

IT技術には必ず(複雑ですが)原理が存在するので、
それを知ることが一番応用できる範囲が広がることに繋がります。

知識を入れるのは時間がかかるように見えますが、
結果として一番の近道になるのが自分にとって好きなところです。

それをお伝えするのがITコンサルタントの仕事だと考えています(^^)