「今度ドメイン変更するんだけど、
 画像とかページのURLにドメイン入っちゃってても大丈夫なの?」
 

Webの世界 では、URLによってすべての情報へ
アクセスできる様になっています。

その表記には、パスと呼ばれる
Webサーバー内のファイルへのアクセス情報も含まれています。

パス(path)というは「道」「方向」などを指す言葉であり、
コンピュータの世界ではファイルなどの場所を指し示すもので、
例えば次の文字列は弊社サービスのURLです。

http://services.dreamhive.co.jp/services/1day_wordpress

この文字列を分解して考えられるようになると、
Webサイトに関するスキルのステップアップにも繋がりますよ。

本日はそんなお話です。

早速分解してみましょう、、、

 

URLは2種類ある

URLには「完全URL」と「相対URL」の大きく2種類があります。

それぞれの特徴を見てみましょう。
 

完全URL

完全URLはインターネット上の「絶対の位置」として存在であり、
誰がどんなコンピュータで指定しても同じ情報(ファイルなど)に辿り着けます。

◎完全URLの例

http://services.dreamhive.co.jp/services/1day_wordpress

相対URL

相対URLはWebサーバー内の
現在見ているフォルダーから参照した表記をします。

また、

  • Webサーバーの最上位に割り当てられた
    「/」(ルートと呼びます)という場所からの位置を表すものと、
  • 表示されているページがあるフォルダー から参照するものの、

2種類に分かれます。

◎「/」(ルート)からの相対URLの例

/services/1day_wordpress

◎表示されたページ位置(カレント)からの相対URLの例

./1day_wordpress

使い分ける意味は?

完全URLは、外部からのリンクが張りやすいのですが、
ドメインの変更やテストサーバーから本番サーバーへの移行などする際に、
URLを新しいものに書き換えなければならない手間が面倒です。

相対URLは、ドメインの変更やテストサーバーから
本番サーバーへの移行などする際に書き換えが不要です。

つまり、基本的には相対URLの方が使い勝手が良いのですね。
 

SEO的には?

SEOについてはGoogleのクロールに関する
下記のヘルプが参考になります。

クロールが完了できなかった URL のエラー

 
この中で、

可能な場合は、相対リンクではなく絶対リンクを使用します

と言及されているとおり、
クロール時のリダイレクトなどを処理する都合で
絶対URLの方が推奨されています。

クロールされるということは、
すなわち検索対象になる、ということですが、
結果的にはSEOへのメリットがあると捉えて良いでしょう。
 

まとめ

今回のポイントをまとめます。

  • URLはインターネット上のリソースの場所を指す
  • URLの表記は2種類(3種類)ある
  • 使い勝手とSEO対策にはトレードオフの関係がある

いかがでしたでしょうか。
 

URLの表記だけでなく、
SEO対策まで考えようとすると難しくなりますね。

弊社では、基本的に絶対URLを利用し、
サーバー移行などの際にはプラグインなどを利用して
URLの書き換えを自動化するようにしています。

環境によってやり方が違うので、
残念ながらこうやれば良いと言ったラクチン解は見つけられていません。

本日の内容が良くわからない、もっと詳しく聞きたい、
代わりにやって欲しい、などの個別対応がご希望であれば、
専門の相談サービスがあります。

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