ハイブちゃんデータベースを最適化すればWebサイトが速くなってGoogleの評価が高くなります。

WordPressはデータベースを利用したシステムですので、レンタルサーバーによってその容量に制限があることはもちろん、データベースの状態によってはWebサイトの表示速度に影響が出ます。

この記事では、WordPress(ワードプレス)のデータベースを管理する考え方を3つと、その実現に便利なプラグインを4つご紹介します。

目次

データベースを管理する用途は何か

データベースを管理すると言ってもその用途はいくつかあり、WordPressに関して言えば大きく次の3つに分かれます。

  • バックアップ用
  • 最適化(高速化)用
  • データの編集用

順に詳細を見てみましょう。

バックアップ用

1つはバックアップの用途です。

WordPressが動かなくなる原因には、自分で壊す、悪意のある第三者に壊される、レンタルサーバーのシステムのトラブルなど、様々な要因があります。

レンタルサーバーはバックアップしていることを謳っているところも多いですが、最後の1世代分しか取っていないためにいざ復旧する段階でうまくいかない可能性があります。

そこで、自分でもバックアップを取ることは必須と言えます。

最適化(高速化)用

WordPressは投稿や固定ページを含む情報の多くをデータベースに保存しています。

プラグインの設定情報もそうですし、ページの編集の履歴もすべてデータベースに保存します。

作りの悪いプラグインは、管理画面からプラグインを削除してもプラグインが使っていたデータを削除しないものもあります(意外と多い)。

そのため、長く使うほど不要なデータを溜め込んでしまうことになり、結果としてデータベースの肥大化が発生します。

正直なところ、最近のデータベースがその肥大化によって速度に及ぼす影響は微々たるものなのですが、規模が大きいサイトであったり、書き換えが頻繁に行われるようなサイトの場合、アクセス数によっては無視できない場合もあります。

無駄なデータが溜め込まれているという気分的なものもあるかも知れません。

いずれにせよ、無駄な領域や速度に(多少なりとも)影響がある余計なデータは削除した方が良いですね。

その作業のことを最適化と言います。

データの編集用

WordPressのテーマやプラグインの開発者の場合、データベース内のデータを直接編集したいことがあります。

専用の管理ツールが提供されているレンタルサーバーもありますが、WordPressの管理画面からデータベースのデータ管理を直接行えるプラグインも存在します。

一般のユーザーにはほとんど関係ないかもしれませんね。

データベースを管理するプラグイン4選

ここでは、上記の様なデータベースの管理を行う便利なプラグインを4つ、ご紹介いたします。

UpdraftPlus WordPress Backup Plugin

UpdraftPlusは、WordPressで作られたWebサイトををまるごとバックアップし、復元できるプラグインです。

WordPressでできたWebサイトのバックアップというのは、データベースやファイルのコピーを用意しておけば良いというものではありません。
このプラグインのように関連する情報をまとめて管理する必要があります。

このプラグインを使うと、バックアップする対象とバックアップの保存先を指定することで、スケジュールに沿った自動バックアップが行えます。

バックアップの保存先は外部のストレージサービスなどを利用できます。

バックアップからの復元もいくつかの条件が揃えば簡単にできます。

弊社で提供しているサービスも、このプラグインの有料版を利用しています。

UpdraftPlus – WordPressプラグイン

Optimize Database after Deleting Revisions

Optimize Database after Deleting Revisionsは、その名のとおりWordPressのデータベースからリビジョンを削除したあとに最適化を行うプラグインです。

リビジョンも直近の指定した数を残しつつそれ以前のデータを削除するなどの指定も可能です。

最適化は、スケジュールして自動実行することもできますし、管理バーから実行することもできます。

Optimize Database after Deleting Revisions – WordPressプラグイン

Plugins Garbage Collector

Plugins Garbage Collectorは、WordPressのデータベースをスキャンし、プラグインのゴミデータを削除するプラグインです。

プラグインを管理画面から削除しても、意外とゴミデータを残したままのプラグインは多いため、定期的にチェックすることをおすすめします。

ただし、あくまでもデータベースを解析してゴミデータかどうかの判断をしているので、現在利用しているプラグインやサーバーに同居させているシステムのデータを間違って消さないように注意しましょう。

Plugins Garbage Collector – WordPressプラグイン

ARI Adminer – WordPress Database Manager

ARI Adminerは、WordPressの管理画面から利用できるデータベース管理ツールです。

データベース管理ツールといえばphpMyAdminが有名だと思いますが、同じ様なツールがWordPressのプラグインとして存在しているわけです。

対応しているデータベースはMySQL、PostgreSQL、SQLiteです。

Webサイトの運用者はもちろん、別のWebシステムとWordPressを組み合わせて提供しているような会社(弊社のような)には必須ではないかと思うぐらいです。

便利な反面つか方を間違えるとサイトの復旧自体が大変な諸刃の剣のようなツールです。
誰にでもおすすめできるものではありませんが、上級者を目指す方には是非使っていただきたいです。

ARI Adminer – WordPressプラグイン

まとめ

ここでご紹介したプラグインは、どれもWordPressを運用していく中でデータベースに関するツールとしては有用なものです。

とはいえ、どれだけ熟達しても人間ですからミスの可能性は残ります。

まずはデータベースのバックアップから手を付けてみることを強くおすすめします。

いざサイトが動かなくなったときも、かなり安心できると思いますよ。

ただし、いざが起きたときの復旧は外注した方が楽で早いと思います。
参考までに弊社のサービスを載せておきます。
→WordPressサイト復旧サービス – ドリームハイブ