「WordPressの行間を広げたいんだけど、
 山本さんってどうやってるの?」
 

CSSという技術を使えれば簡単なお話なのですが、
それをどのように調整するのが早く分かりやすい、
ということを相談されました。

そこで私なりのやり方をお伝えしたいと思います。

どのような方法かというと、、、

 

開発者ツールを利用します。
 

すべてはウェブブラウザーで表示される

前提条件としては、どんなWebサイトであっても
最終的に見るアプリケーションは
ウェブブラウザーだということです。

ウェブブラウザーにはChromeやFirefox、
Internet ExplorerやEdgeなどさまざまなものがあります。

HTMLやCSSなどの技術を駆使して
サーバー側のデータに対してデザインを行ったとしても、
ウェブブラウザーが表示できるかどうかに
すべてがかかっているのです。

逆に言えば、ウェブブラウザー上でデザインを編集できれば
完成形を直接見ながら弄くれるので早い、とも言えますね。
 

開発者ツールとは?

開発者ツールというのは
ウェブブラウザーが持っている機能の一つであり、
まさに今お伝えしたウェブブラウザー上で
デザインを一時的に編集することができます。

ウェブブラウザーによって利用可能な機能に差がありますが、
先述した有名処のウェブブラウザーであれば
どれも似たように利用できますので、
今回はChromeを使った方法について解説します。
 

開発者ツールの使用方法

開発者ツールを表示する

Chromeの場合、開発者ツールはメニューから
「その他のツール|デベロッパー ツール」を開きます。

新しく開発者用のパネルが開きます。

◎Chromeデベロッパーツールを開く
Chromeデベロッパーツールを開く

開発者ツールで編集する

インスペクターボタンをクリックし、
調べたい要素(今回の場合は行間を調整したい)を選択すると、
対象となるHTML要素のCSSなどの構造を確認できます。CSSなどの構造を確認できます。

◎ChromeのデベロッパーツールでCSS構造を見る
ChromeのデベロッパーツールでCSS構造を見る

行間を指定するline-heightの値を変えることで、
実際の行間がすぐに変化することがわかります。

◎ChromeデベロッパーツールでCSSを編集する
ChromeデベロッパーツールでCSSを編集する

 

編集した内容を反映させる

開発者ツールの編集結果は
あくまでもウェブブラウザー上の結果を弄っただけですので、
再読み込みしたら編集した内容は消えてしまいます。

編集した結果は必ずWordPressに反映させましょう。

CSSの変更の反映は、テーマやプラグインによって設定箇所が違います。

Jetpackプラグインであれば「外観|CSS編集」で行えいますので、
ここに記述すれば良いでしょう。
※Jetpackの場合、テーマを切り替えると
 CSS編集のカスタマイズ内容が消えるので注意です

◎JetpackのCSS編集機能
JetpackのCSS編集機能
 

まとめ

今回のポイントをまとめます。

  • デザインは完成形を見ながら行うのがよい
  • Webサイトの完成形はブラウザーにどう表示されるか
  • ブラウザーで完成された表示を一時的に弄れるのが開発者ツール

いかがでしたでしょうか。

 
こういったツールを使いこなすことで、
デザインの変更などに関わる時間を大幅に短縮できます。

編集して、保存して、アップロードして、確認して、
の繰り返しよりもはるかに効率が良いですね。
 

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