「SEO対策に必要なコンテンツを作るために必要な
文章量や更新頻度はどれくらいですか?」
という質問は、ネットマーケティングに携わっているとよく聞きます。
これに対する基本的なGoogle側の回答は次の通りです。
「ユーザーに有益な、役立つコンテンツを提供すること」
しかし、この「有益かつ役立つコンテンツの提供」
という条件を満たすには
どのような文章量と更新頻度が必要なものなのでしょうか?
もう少し深掘りして考えてみましょう、、、
目次
Google曰く「文字数や更新数は検索順位に関係なく、品質が重要」
Googleフォーラムにある、
「does short content treat as low quality contnet」というスレッドの中で、
興味深い回答がGoogleの社員(JohnMuさん)から出ています。
※意訳:短いコンテンツは低品質なものとして扱われるか
There’s no minimum length, and there’s no minimum number of articles a day that you have to post, nor even a minimum number of pages on a website. In most cases, quality is better than quantity. Our algorithms explicitly try to find and recommend websites that provide content that’s of high quality, unique, and compelling to users. Don’t fill your site with low-quality content, instead work on making sure that your site is the absolute best of its kind.
ポイントをまとめると、次のようなものです。
- 最低限の長さはない
- 一日の投稿数は決まってない
- Webサイトの最低限の投稿数は決まってない
- ほとんどの場合、量よりも品質を重視する
- 検索ユーザーに、高品質で独特で魅力的なコンテンツを勧めるアルゴリズムとしている
この文書通りであれば、文章量や更新頻度は関係ないことになります。
では、本当に関係ないのでしょうか?
※2014.5.10の投稿なので、すべてが有効であるかどうかはまた別の話ですが、
方針としては一貫していると言える内容でしょう。
やり取りの全容はこちら
有益かつ役立つ、とは何か
ここで、有益かつ役立つ、について考えてみましょう。
まずTwitterについて。
140文字で表現されるコンテンツですので、短いと言って問題ないでしょう。
しかし、検索結果の上位に出てくることはままあります。
検索ユーザーのニーズにマッチしているからです。
次に、技術仕様の保存に使われるRFC(Request for Comments)。
一度確定した仕様が変更されることはありません(バージョンなどを除く)ので、
長文ではありますが更新頻度が高いとは言えません。
これも、検索上位に出てきます。
検索ユーザーのニーズにマッチしているからです。
短いから、更新頻度が低いから、というだけで
検索上位に出ないわけではないということがわかります。
何が言いたいかというと、
扱うコンテンツによって有益かつ役立つの定義が変わる
ということです。
すなわち、文章量と更新頻度は
検索ユーザーのニーズに合わせる必要がある ということです。
この傾向を把握する上でも、
検索ユーザーが使うキーワードの
検索ボリューム(単位時間あたりの検索数)が大事ですから、
ニーズを把握するためにもコンテンツを作る方は
GoogleキーワードプランナーやGoogleトレンドなどの
ツールを使えるようにしておく必要がありますね。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- Googleは有益かつ役立つコンテンツを求めている
- 有益かつ役立つコンテンツとは、量よりも質である
- 質が高いコンテンツとは、検索ユーザーのニーズに応じた文章量と更新頻度で提供されている
いかがでしたでしょうか。
一つの基準ですが、概要を伝える文字数は
400文字程度と言われています。
学術論文の概要などに求められる文字数ですね。
また、情報を論理的に伝えられる文字数としては
2,000~3,000文字と言われています。
一般人が3分程度で読める文字数という基準です。
これらの基準に、
「過不足無く情報を伝える」を目的に加える ことで、文章量は増減します。
Googleさんに好かれやすいコンテンツ作りの参考にしていただければ。